6月28日㈬に山梨県にある盛田甲州ワイナリー(シャンモリ)、メルシャンワイナリーにて研修会を行いました。
今回は試飲をするということで、貸切バスをレンタルし、現地まで赴きました
静岡駅から約2時間30分かけ、初めにたどり着いたのがこちら。
盛田甲州ワイナリーさんです。
盛田甲州ワイナリーさんは50年以上の歴史を持つワイナリーさんで、今でも手ごろで質の高いワインを製造しております。
一時期は世界中で発生したフィロキセラ(根アブラムシ)により、葡萄農園に多大な被害を受け、壊滅状態になったものの後世の方の再挑戦によって勝沼にワイナリーを構え、シャンモリワインが誕生しました。
初めはDVDを見ながら盛田甲州ワイナリーの歴史について学びました。ブドウは気温の寒暖差が大きく、降水量が少ないほどいいブドウができ、美味しいワインができます。
勝沼はその条件にぴったりなので、この地域にワイナリーが多いのも納得の理由ですね。
ビデオを見終わった後、実際にワイナリーの中も見学させていただきました。こちらはワインを保存している貯蔵庫になります。この樽一つで3000本分のワインが取れるんです。
この日は日差しが強く、目がくらみそうな日でしたが、ワインを保管している場所は涼しく、温度管理と湿度の管理がしっかりなされています。この樽は200基もあるそうです。
ちなみに樽に保存するのは樽の香りをワインにつけるのも一つの理由だそうです。
この写真のブドウですが、根本は欧州のブドウの根を植えており、その上に甲州やシャルドネといったブドウの品種をつないで植えているのです。
先ほど話したフィロキセラはブドウの木の根を食べてしまうのですが、欧州の品種はフィロキセラに対し、耐性があるらしく、このような手法をとることで被害を受けずに乗り越えてきました。
時期がまだ早いため実際にワイン製造の工程は見れませんがその分ゆっくりとワイン製造の機械や手順を見ることができました。
シャンモリさんでワインの試飲もやっています。(チケットを購入する)
こちらでいろいろ飲ませて頂きましたが、総じて酸味や苦みが少なく非常に飲みやすいです。
また、発行する期間を抑え、ブドウの糖を残したままワインにしたものもあり、そちらは甘くて非常に飲みやすい仕上がりでした。
深い情熱と努力を重ねてきたシャンモリさんのおかげで多くのことを学ぶことができました。これからもいいワインをどんどん作っていってください。
次回はメルシャンワイナリーについて報告させていただきます。