先日、8月23日㈬に水見色地区後継者育成事業を行ってきました。
後継者育成事業とは、近年、若手不足が続いている寿司業界に興味を持ってもらおうと小中学生を対象に行う若手を育成する事業です。
この活動を通して少しでもお寿司屋さんになりたい子、寿司業界にかかわってみたい子を見つけるのを目的としています。
ただ、個人的にはこの活動を通して寿司職人というものを若い子にもっと知ってほしいという願いもありますね(笑)
後継者育成事業の流れとしてはまず寿司についての講義を行います。
講義といっても小学校低学年から中学生の幅があるので内容は簡単に、クイズのような形式でお話をさせていただきました。
本日の講義は旬の魚について、旬とは何なのか。この魚はどの時期が旬なのかを話させていただきました。
続いては、寿し幸実宇栄の青木さんによる真鯛をおろすデモンストレーションと、八千代寿司鐵の小田さん、寿司職人びる川の中崎による細工寿司の披露をしました。
子どもたちも普段見ることのない技術に興味をもってくれました。
そのあとは実際に握りの体験をしました。
シャリを手に付けながらも一生懸命握っていると
はじめは形がまとまらなかったお寿司が回数をこなすにつれそれっぽい形になってきました。
こうして短い時間でも成長していく姿を見るのは楽しいですね。
最後は職人が実際に握ったお寿司を食べてもらいました。
寿司職人が握ったお寿司と自分が握ったお寿司、、何がどう違うのかを考えながら食べてもらいました。
約二時間の事業が終わり、最後にみんなの感想を聞くと「お寿司を握るのが難しかった」「握り体験が楽しかった」などの言葉をいただけました。
二時間ではできることなんて少ししかありません。ですが、その中でも私たち職人のことを知ってもらい、職人というすごさが少しでも伝わってくれてよかったです。
こういった事業をこれから先、どれだけ続けることができるかはわかりませんが、また来年もやっていきたいですね。
水見色地区の皆様、本日はありがとうございました。